こんにちは。
突然ですが、怖い話って好きですか?
私は苦手です。逃げたいとかじゃなくて、真逆で動じなさすぎて楽しめないんです。
ホラーってやっぱ怖がってこそ楽めるもんじゃないですか、少なくとも私はそう思ってます。
そんな私が楽しく怖がれた映画が先週末公開されたばかりの「残穢-住んではいけない部屋-」です!
まじでこの映画面白かったです。普段実写邦画を観ない方にも全力で勧めたいです。
- 製作年:2016
- 日本公開日:2016/1/30
- 上映時間:107分
- 監督:中村義洋
- 出演:竹内結子、橋本愛、坂口健太郎、滝藤賢一、佐々木蔵之介他
- 概要:「私」に届いた久保さん(橋本愛)の手紙から始まる。久保さんの部屋から奇妙な音がするという…
評価:8/10(怖楽しい)
オススメ:ホラーが好きな方、そうじゃない方も
この映画、感想サイトやTwitter見てると人によっては本当に夜眠れなくなるという事態が起きています。それぐらい怖いってやつです。
私?いや、別に普通に寝てますけど…
個人的には自分が「怖い」 という感情が存在していたことに歓喜したりしましたね。ホラー観た後(多分)超笑顔。
ちなみに、最初正直この作品全く期待してませんでした(失礼)。むしろ今年のワースト映画を観に行く位の心持ちでしたから。
中村義洋監督の作品自体がそもそも苦手でなんです。(明日、「ゴールデンスランバー」紹介しますので詳しくはそこで)
さらに橋本愛×ホラーって映画好きには割とトラウマものですよね…
まぁ、それでも橋本愛が可愛いので観る以外の選択肢が無かったんですけどね。
にとり的ポイントは
- 本好きにたまらない設定
- ミステリー仕立てのストーリー
- エンドロールも怖い
です。以下解説。
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※ポイント1が小説愛が強すぎるだけの駄文になってしまったため、純粋に映画について知りたい方は2から読むことを強くオススメします。
※ただいつもよりネタバレ要素強めなんで逆にネタバレ避けたい方は1だけ読んで下さい。
1.本好きにたまらない設定
まずこの作品、登場人物が実在する作家がモデルになっています(「バクマン。」のジャンプ編集部みたいですね)。
- 私(竹内結子)→小野不由美(原作者でホラー作家。本作以外にも「屍鬼」や「東京異聞」、十二国記シリーズが有名)
- 私の夫・直人(滝藤賢一)→綾辻行人(館シリーズや「Another」で有名なミステリー作家。実際に小野不由美と綾辻行人は夫婦)
- 平岡芳明(佐々木蔵之介)→平山夢明(ホラー小説家、映画評論家で変態。代表作は「ダイナー」。過去に「女性の絶叫を聞きたくてたまらないホラー小説家」として「アウト×デラックス」に出演。大御所作家京極夏彦の「虚言少年」でもモデルに)
- 三澤徹夫(坂口健太郎)→福澤徹三(ホラー、アウトロー小説家。代表作は映画化もされた「東京難民」)
この辺りは知らなくて全然問題ないのですが、知ってると妙なリアリティが出てきたり。
というか小説好きにはたまらない設定です。本当にありがとうございます。
冒頭ではライトノベル(映画ではライトノベルとは明言されていない)執筆時代に書いてた「あとがき」で怖い話を募っていたところ届いた手紙から始まります。
ちなみに、実際原作者の小野不由美はゴーストハント(悪霊)シリーズや十二国記シリーズといったライトノベルを書いており。アニメ化もしたので知ってる方も結構いるかもしれません。
そんな十二国記シリーズの一作目(ファンによってはエピソード0という位置づけ)が「魔性の子」という作品なのですが、ファンタジー小説のはずがただのホラー小説みたいになってますが、しょうがないですね。
2.ミステリー仕立てのストーリー
ええと、本題入ります?
久保さんの身に実際起きている怪談話を小説のネタにするために掘り下げていく話です。
途中平岡芳明や三澤徹夫が加わって調べていくのですが、どんどん泥沼にハマっていく感じが怖くていいですね。
平岡芳明が途中「違う話を掘り下げると根っこの部分はいっしょ。いわゆるヤバい話ってやつ」ってのがじわじわ来ますね。
本作の怖いところはミステリーみたいにしっかりと筋書きがあるもので、単純な心霊現象とかでは無いところが怖いんですよね。
※ネタバレシーンの話
後半、「私」と久保さんと平岡、三澤の4人でボロ屋敷を探索するシーンがあるのですが、
明らかに出そうな屋敷を無言でどんどん進んでいくホラーシーンのはずですが、
久保さんと他の3人のホラーオタクの温度差が違いすぎてちょっと笑ってしまいました。
お前ら本当にホラー好きだな!
途中で「へぇ」とか「ほぉ」とか言いながら進む平岡がモデルだった本人を知ってるとギャグ度が増します。ある意味酷いシーンだった。
大丈夫、他のシーンも十分怖いので。
3.エンドロールも怖い
正直一番最後の編集者のシーンはいりませんが、
エンドロールは素晴らしく怖いので、最後までじっくり楽しんでください。
また、橋本愛はかわいいし竹内結子の淡々としている感じや佐々木蔵之介の中の人のアレっぷりの再現率もいい感じです。
坂口健太郎は「俺物語!!」では外見だけでなく中身までも最強のイケメンぷりを発揮しましたが、今回はいい感じにホラーオタクっぽくなっていましたね。あと、橋本愛かわいかったですね。
主演の竹内結子が「ホラー映画は引退する」 、「見ると後悔する」とまで言わしめた作品。是非劇場のスクリーンで堪能してください。
残穢[ざんえ]―住んではいけない部屋― [Blu-ray]
Happinet(SB)(D) 2016-07-02 |
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