ポンッ!(挨拶)
遂にこのブログでも「カメラを止めるな!」を紹介する時が来てしまいました。
当初は東京都内のミニシアター2館だけで始まったインディー映画が今や200以上の映画館で拡大公開も決まってるというとんでもない作品です。
無名のスタッフと役者、低予算で作られたに関わらず社会現象を起こすまでになています。
ホラーやゾンビものと言われてる一方コメディと公式で言ってるけど(言っちゃってていいのか)どういうことなのか。
そのあたり詳しく書いていきたいところですが、この作品は内容を知れば知るほど面白さが減ってしまう作品なのです。
だからこの作品のネタバレには神経質な方も多いのですね。
なので既に気になってる方は今すぐこのページを閉じて映画館に行くことを全身全霊をもってオススメします。
でもこれだけは言わせて欲しい。
あくまでもコメディなのです。だからホラー苦手な方も観に行ってみて!
- 製作年:2017
- 公開日:2018/6/23
- 上映時間:96分
- 監督・脚本:上田慎一郎
- 出演:濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰、細井学、市原洋、山﨑俊太郎、大沢真一郎、竹原芳子、秋山ゆずき他
- 概要:山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影が行われていた。何度もリテイクを繰り返す監督。そこに本物のゾンビが現れて…
普段はここに予告編を挿入しているのですが、予告編すらネタバレになりかねないので貼っていません!
評価:10/10
ちなみに概要は半分フェイクです。観た人には「半分」の意味は伝わるはず。
話としてはシンプルっぽいのに、全てが伏線というよく考えられたストーリーになっています。
これ、ネタバレしたくてもあまりできない…結果、「すごかった(小並感」、「とにかく観に行け」ぐらいしか言いようがないですよね。
ある意味最大のネタバレ防止がされている。
この先徐々にネタバレ
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予告編とあらすじ(若干ネタバレ版)
では、予告編をまずは観てみましょう。
予告編から若干ではあるけどネタバレあるから
何度も言うけど面白さを保ちたいなら観る前にこれ以上先に進むなよ!
さてこれを観ると分かる通り、この作品はゾンビ映画を撮った人間の話なのです。
- 37分ワンカット
- 生中継
というのがウリの企画が回ってきた日暮隆之監督(濱津隆之)。
企画段階で既にヤバさが凄い。
冒頭から始まるゾンビ映像は生中継ドラマというわけです。
しかし、内容は正直クソです。
元々の脚本が酷かったのもあるでしょうが、節々におかしい部分があって作品としてもかろうじて成り立ってるレベル。
でもこの冒頭の37分がクソであることが大事なのです。
完全ネタバレゾーン
この先は鑑賞後にお読みください。
どったんばったん大騒ぎ
別に「けものフレンズ2」へのあてつけではございません。
監督の元にキャストが集まるのだが、監督に口を出すほど尋常じゃないこだわりを持つイケメン俳優の神谷和明(長屋和彰)を筆頭にアルコール中毒の細井学(細井学)等…
メンツのクセがすごいんじゃぁ。
神谷和明の大ファンで映画愛が強すぎる日暮監督の娘・真央(真魚)と、元女優の妻・晴美(しゅはまはるみ)も撮影に同行するのですが…
37分の裏側、現場のリアル。
ハプニングの連続、クセのあるメンツの暴走…
詳しくは書かないですが、てか書くと芸人がネタを解説してるのと同じ虚しさを感じるのでナシで。
とにかく、冒頭のワンカットの全てのシーンに意味がある。
本当に凄い映画です。
エンドロールも見逃すな
そしてエンドロールにさらに仕掛けが残っています。
基本メイキング映像なのですが、既に内容がメイキング映像みたいなものだったのですっごい変な感じがします。
そしてカメラマンがコケたくだり、本当にコケてた。
最後に
結局あまり詳しくは書けなかったのですが、「映画ってこんなに素晴らしかったんだ!」、「映画ってこんなに面白いんだ!」って心の底から思えたのは数年ぶりとかだと思います。
映画最高!
そしてこの映画を生配信で激推ししてくださった萩埜まこと先生、本当にありがとうございます。
萩埜まこと先生の「熱帯魚は雪に焦がれる」、「次に来るマンガ大賞」10位入賞もした良作です。オススメ。
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