「奇跡」感想-兄弟の魅せる奇跡

録画のHDD整理してたら出てきたので、観てみたので今日は「奇跡」の紹介です。
是枝裕和監督は「そして、父になる」、「海街diary」は観たんですが、本作は初めて観ました。


  • 製作年:2011
  • 公開日:2011/6/11
  • 上映時間:128分
  • 監督:是枝裕和
  • 出演:前田航基、前田旺志郎、大塚寧々、オダギリジョー、夏川結衣、阿部寛、長澤まさみ、原田芳雄、樹木希林、橋爪功等
  • 概要:九州新幹線が全線開通される。博多からのつばめと鹿児島からのさくらの一番列車同士がすれ違った時、願いが叶う。そんな噂を聞いた大迫航一(前田航基)は、離れて暮らす家族4人でまた一緒に暮らしたいという願いを叶えるため、離れて暮らす弟の木南龍之介(前田旺志郎)やその周辺を巻き込んでいく…

評価:7/10(子供の頃を思い出す)
オススメ:子供が好きな方、家族で一緒に観たい方

なんかこの映画j自体すごい良かったんですけど、同時に主役で兄の航一にすごい自己嫌悪というか同族嫌悪みたいなのに襲われました。死にたい。(※管理人は長男です)
あとまさかの大天使・橋本環奈が出てるのですが、役抜きにしても地味な上に前田旺志郎の方が可愛いので色々アレです。
5年前の橋本環奈は大したことなかった…

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まず特筆すべきは、既にみなさんが言ってることなのですが、子供たちがすごく自然に描かれていること。
これは子役には流れだけで脚本が存在しないからなのだそうです。大人以外はほぼアドリブ。すげぇ。
おかげで子供達の生の言葉が聞けるんです。
大人が脚本書くと絶対言わない言葉が沢山ありました。

続いて登場人物ですが、兄貴の航一がそれはもう嫌な兄なんですよね。
弟の前で兄ぶって自分が上じゃないとダメなんですよね。
で、弟・龍之介がすっげーしっかり者なんですよね。
父と二人だけでもたくましく生きてるわけであります。
兄はすごい弟の心配してるんで、頼ってくれないと困るんですよね、わかる。ここすごいわかる。
てか、この兄弟の見てて「わかる」「それな」しか言ってなかった、自分。

航一の方が基本的に「子供」なんですが、自分の友達や弟や弟の友達と旅することで成長していきます。
最初は受け入れたくなかった家族の離婚も航一なりに受け止めることができたんではないでしょうか。

一番列車のすれ違いの場所を探すまでの流れがロードムービーみたいでそこもよかったですね。
そのなかで有吉恵美(内田伽羅)もまた成長する様子が描かれています。

航一は最終的には「桜島が爆発して鹿児島に住めなくなってまた一家4人で暮らせるようになる」というツッコミどころしか用意されていない最初の願いを願うことはありませんでした。
航一の「世界を選んだ」ってカッコつけた台詞がいいですね。

おまけ
物語に度々出てくる鹿児島名物・かるかん。
これを食べた航一の感想が秀逸すぎましたね、「なんかぼやっとしてる」。
弟と再開した時にあげて「お前にはまだ早い」っていう台詞もまぁ、好きだなぁ。
ちなみに最近も私、かるかん食べたんですが相変わらずぼやっとしてますね。おじさんにはまだ早かった…

さらにおまけ
ラストの鹿児島中央駅のモニタに「劇場版ハートキャッチプリキュア」の予告編が流れてるのがすっごい気になってしまったのはここだけの話。 ラスト台なし。

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