こんちには。
今日は「レヴェナント 蘇えりし者」を紹介します。
初日に観に行ったのに今さらな紹介になってるのはここだけの話。
- 原題:THE REVENANT
- 製作年:2015
- 公開日:2016/4/22
- 上映時間:157分
- 監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
- 出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン、ウィル・ポールター、フォレスト・グッドラック他
- 概要:一人の男の一大復讐劇
評価:6/10
オススメ:レオ様ファン
「テラフォーマーズ」が過剰に叩かれてる真逆で、この作品は過剰に持ち上げられすぎな気がしますが、そう思うのは私だけでしょうか(´(ェ)`)
この作品の特徴は既に語り尽くされたクマさん登場シーン。
インパクトは凄いし、どうやって撮影してるのかとかレオ様の演技すげぇ!ってなるのは確かです。
しかし、2時間半以上ある作品では序盤に出てくる彼(?)はあくまでオマケでしかないのです。
本作はとにかく「苛酷、残酷、酷酷酷…」の「酷」を描き切った作品です。
その中で、レオ様の演じるヒュー・グラスの復讐、そしてその先を描いた作品です。
本作の音楽を坂本龍一が担当していることでも有名になりました。
それにしても、これが脚色されてるとはいえ実話ベースとは…
※以下ネタバレあり
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レオ様が言わずもがな、レオナルド・ディカプリオの事、アカデミー賞のくだり云々は説明しなくてもいいよね?(確認
レオ様が森の中でクマさんと出会ったぁ~
いっけなーい!遅刻、遅刻;
私、ヒュー・グラス。ヘンリー隊長の元でガイドをやってるの。
ある日、森でクマさんに襲われて瀕死の状態。
そしたらフィッツジェラルドのクソ野郎に息子のホークを殺されて大変!
一体私、これからどうなっちゃうの~!?
次回「復讐は蜜の味」お楽しみに^^
えー、大変申し訳ございませんでした。(土下座
多分昨日までの作品紹介で脳みそ溶かしきったせいです。
クマに襲われたグラスは瀕死で動けない状態。
彼に一目置いていたヘンリー隊長(ドーナル・グリーソン)はフィッツジェラルド達を残し、グラスが息を引き取るのを看取るように命じます。
しかし、何日経っても命の尽きないグラスに対し、しびれを切らしたフィッツジェラルドは彼をを殺そうとします。
それに抵抗した息子のホークはグラスの目の前で殺され、グラスはそのまま置き去りにされてしまいます。
大サバイバル
さらに数日経って、少し動けるようになったグラスは必死にフィッツジェラルドを追いかけようとします。
そんな重症な状態に待ち構える大自然の脅威、そして原住民族達。
骨になった動物に残ったほんの僅かな肉をあさり、草木で無理矢理傷を癒やし、川に流され、原住民に襲われ…
壮大な大自然を舞台に復讐のために進み続けるグラスの様子をこれでもかと見せつけてきます。
そして、復讐の幕が上がります…
その壮絶さを表現するため実際の大自然で大規模ロケで撮影されています。自然光だけで太陽の光を実際に入れたり、川にカメラを水滴をつけながら突入させたりと色々無茶苦茶やってます。
一方で、逆にこれが「カメラの存在」を意識させるからかえって自然に見えないとの意見があるようです。観た直後はそう思わなかったのですが、言われてみれば不自然な気がしますね…自然て何だ。
哲学的作品
彼は前作「バードマン」でも、主人公が頭の中に響くもう一人の自分の声に翻弄されつつ、答えを見出すという自問自答のような流れが軸にありました。
本作でも先立たれた妻の回想を挟みながら、過酷な環境を乗り越え自分自身の答えを見出すというものです。
そんな宗教的、あるいは哲学的な作品になっています。
苛酷さの描写はお見事ですが、上映時間の長さからか単調に見えてくる部分もあります。一種の「狂気」だけに絞りすぎてダメになるのは「エヴェレスト」もそうでしたが(あっちはもっと酷い)。
でも、これは大スクリーンで観る価値のある作品です。
IMAX&DOLBY ATMOS版だとよりリアルなサウンドを楽しめますよ!(「シビル・ウォー」公開でほとんどの映画館は1週間限定で終了らしいですが…)
レヴェナント 蘇えりし者 (ハヤカワ文庫NV) マイケル・パンク 漆原敦子 早川書房 2016-02-24 |
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