「ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ」感想-真摯に向き合うこと

こんにちは。お久しぶりです。最近はもちろんポケモンGOにハマっております。
なので、今回は久々に映画、しかもビッグウェーブに乗って今年のポケモン映画を紹介!

ではまず今日はポケモン映画の紹介をする前に一つお知らせがあります。

大手映画レビューサイトのFilmarksさんでポケモン映画の特集があり、なんと私が5作+新作の紹介文を書かせていただきました!

特集記事はこちら

こういう機会をくださったFilmarks様には感謝感激でございます。ありがとうございます!

では改めて「ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ」の紹介です。


  • 製作年:2016
  • 公開日:2016/7/16
  • 上映時間:97分
  • 監督:湯山邦彦
  • 声の出演:松本梨香、大谷育江、牧口真幸、梶裕貴、伊瀬茉莉也、林原めぐみ、三木眞一郎、犬山イヌコ、市川染五郎、中川翔子、松岡茉優、山寺宏一他
  • 概要:ポケモンマスターを目指すサトシ(松本梨香)達の前にボルケニオン(市川染五郎)が落ちてくる。ボルケニオンはマギアナを助けようとして落ちてきたのだった。マギアナをすぐに追いかけようとするボルケニオンだったがなぜかサトシが引っ張られていって…

評価:7/10
オススメ:ポケモンファンの皆さん

Filmarksでは制約上短いコメントだったこともあって、ブログではさぞ充実したレビューを期待される方もいることでしょう。
しかしながら、ブログを見たことある方ならわかりますが、基本的に作品の勢いとエロが大事とか言ってる万年少年みたいな人間ですからね…期待はしないでお願い。

しかもまともなレビュー記事書くの2ヶ月ぶりでもはやどう書いたらいいかもわかってないですからねぇ…

※以下、一応ネタバレはあるのでご注意

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魅力的な登場キャラ

さて、まずは本作の主役ポケモンと言ってもいい、人間嫌いのボルケニオンから。
彼は人間に捨てられたポケモン達の住む里にいるポケモンでそうしたポケモン達を間近で見てきたので大変な人間不信です。

そんなところにサトシと遭遇。ジャービスの拘束リングでボルケニオンとサトシがひっついてしまいます。

そこからはいつものサトシ節全開なのでそのあたりは割愛で(ぇ

悪役・ジャービスもある意味魅力的です。
前回の「フーパ」が最大の敵が己自身という哲学的なもの(その割にドッカンドッカンしてただけとか言わない)だったのに対し、「ルギア」や「セレビィ」みたいなキャッチーなわかりやすい悪役です。

彼はラケル王子を騙し、王国の支配を企んでいます。
さらに、ポケモンとトレーナーのつながりを無視してポケモンを強制メガシンカさせる技術を使ってサトシたちの前に立ちはだかります。

近年のポケモン映画で蔑ろにされていたロケット団が久々に活躍してくれてる映画でもあります。
もうそれだけで尊い。
それにしても手のひらクルクル回転しすぎだろwww

お気に入りシーン

あの予告編にもあったニャースさんのところは皆様語っているところだと思うので、そこはあえて外します。

まぁ仮にそのシーン込で考えたとしても個人的に一番印象的だったのがゴクリンとサトシのシーン。
人間に捨てられたのゴクリンは抱きしめられるのが嫌いです。
それは捨てられる直前にきつく抱きしめられたのがトラウマになっているからだとボルケニオンに明かされます。

もしかしたら捨てた本人はもしかしたら止むにを得なくゴクリンを捨てる事になってしまったかもしれません、抱きしめたのはそういう心の現れなのでしょう。
しかし、一方でその行為すらゴクリンへのトラウマになってしまっているのです。
ポケモン達からすれば捨てられたという事実は決して消えないのです。
人間のエゴとかそういうちゃっちいレベルじゃないんですよ。
ここ子供向けに用意されたシーンじゃないだろそうなんだろ。衝撃的すぎるわ。

そこらへんをしっかり噛みしめてラストのシーンを観てみましょう。
泣きますよ、そりゃ…

やはりサトシ達のまっすぐポケモンと向かい合う姿勢がポケモン達の心を動かしていくのですね。
今回はピカチュウの存在も傷ついたポケモン達に大きな影響を与えたのだと思います。

ちなみにこの「すれ違い」はラケル王子のシーンでも現れてます。
ラケル王子はあくまで神秘科学の発展を純粋に願い、研究を行っていたのにジャービスに騙されていたとはいえ、結果的にマギアナの一件に加担してしまうことになります。

 

あとはプニちゃんですね。
プニちゃんは実は伝説のポケモン・ジカルデなのですが、悪の組織に狙われているうちに流れでサトシたちと出会い、今はサトシに同行してる幼女・ユリーカに飼われています
そんなプニちゃんも本気モードでサトシ達と共に戦います。てか、強すぎるから!!!
そんなん、チートや!チーターや!

個人的なガッカリポイント

あとあと超個人的に残念だったのが今回の映画版ヒロインだと思ってたキミア王女があまり目立たなかったことでしょうか。
そうだよ!ポケモン映画では毎回魅力的な人物が出てくるのこそが楽しみだったと言っても過言じゃないのです。

「ルギア」のフルーラとか「ラティアスとラティオス」のカノンみたいなああいうのを期待してしまうんですよ(多分自分だけ)
じゃぁ、ラケル王子が目立ってたっていうのもそういう感じではないんだよなぁ…
今回人間はあくまでもサブキャラってことで。

 

キミア王女の声を担当した松岡茉優さんはなんと9月公開の「聲の形」で再び声優として登場しますのでワクワクが止まらないです。

そして、湯山邦彦監督もポケモン映画の初代監督になって以降では初めてポケモン以外のアニメ映画監督作となる「ルドルフとイッパイアッテナ」が8月に公開されるのでこちらも楽しみです。

 

オススメ
映画「ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ」について叫びたかった ―アニメでつけパンはめんどくさい(感想・演出紹介) : マスティの「アレが叫びたがってるんだ」
ニャスパーはかわいい、わかる。

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