「テラフォーマーズ」感想-映倫は死んだ

こんにちは。
今回は「テラフォーマーズ」の紹介。

最初に言いたいけど、私はこの映画大好きです。
色々理由はありますが、一番はこの映画かなりグロかったから。(※全年齢対象映画です


  • 製作年:2016
  • 公開日:2016/4/29
  • 上映時間:109分
  • 監督:三池崇史
  • 出演:伊藤英明、武井咲、山下智久、山田孝之、ケイン・コスギ、菊地凛子、加藤雅也、小池栄子、篠田麻里子、滝藤賢一、太田莉菜、福島リラ、小栗旬他
  • 概要:21世紀、人口爆発によって人類は火星にコケと”ある生物”送り込む火星移住計画を進めていた。それから500年。火星移住計画の最終段階として”ある生物”を駆除するため15人の日本人が送り込まれた…

評価:8/10
オススメ:アクションが好きな方

当たり外れがあまりにも激しすぎる事で有名な三池崇史監督最新作です。
前回の「極道大戦争」は傑作だっただろ!いい加減にしろ!

しかも主演にあの伝説のR15映画「悪の教典」で三池監督と手を組んだ伊藤英明が再度降臨。
脇にハリウッド映画にも出演している福島リラや菊地凛子、超個性派の小栗旬や山田孝之という豪華というかとにかくインパクトのデカい俳優を入れてきた印象です。
ここに武井咲と山Pが入り込むイメージがつかなかった…観る前は。安心してください、ちゃんと活躍してますよ!
それから超個人的に大好きな滝藤賢一先生が超変態クソ野郎を演じられております。64の予告編見すぎて早く本編で「早くやれウスノロ」って罵られるの待ってます(はぁと

脚本は劇団☆新感線をはじめアニメ「グレンラガン」や「キルラキル」、特撮「仮面ライダーフォーゼ」で有名な中島かずき。
彼のおかげかテンポもかなりよく、勢いのある作品になっています。
彼の作品のノリについていけるならこの作品もノレるはずです。
さらにナレーションにガンダムのシャア・アズナブルで有名な池田秀一がいるので、アニメファンの方々にもオススメですよ!

さて、テラフォーマーズと言えば、アニメ版では黒丸で残酷描写を覆い隠す表現で、大いに荒れました。
そんなアニメ版を観た人達も三池崇史監督と聞いて一度上がるテンション。
しかし、映倫から「テラフォーマーズはG(全年齢対象)」と聞いた瞬間のへし折られたテンション…すごくわかります。
でも待ってください。三池監督は前回の「悪の教典」でも、今までのR15とは比べ物にならないアウトぷりを披露しました。

そう、三池監督は私達を見捨てなかった。今回の映倫に対する挑戦は「悪の教典」を上回っています。というか、もはや映倫は殺されたのではないのだろうか。
映倫は死んだのだ。いくら呼んでも帰っては来ないんだ…そんな一作でした。

さすがに直接的すぎるものは無かったのですが、誤魔化し方がうますぎるのです。
あのグロ映画として早くも伝説になりつつある「アイアムアヒーロー」(後日感想公開予定)とも善戦できる気がします。
先に「アイアムアヒーロー」観たから間違いないです。
(この辺りは後述します)

この映画が「アイアムアヒーロー」と同じくテレビや新聞というマスメディア資本が入ってないから色々リミッター外しても良かったのかもしれません。あくまでも全年齢対象です。でも、
全然子供には観せられねーよ!!!
逆にマスコミ資本無しで、しかもこの内容でよくこれだけの俳優集めたな…なんか俳優のほうが断りそうな案件だもん。

※前説長くなりましたがここからネタバレ解説ゾーン

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つーか、既に予告編で出てましたけど、即死キャラに武井咲使う時点で色々とやりすぎ。

簡単なあらすじ

小町小吉(伊藤英明)達は高額の報酬と「火星に送り込まれた生物の駆除」という仕事内容の触れ込みで火星に送り込まれます。
彼らは様々な事情(主に良くない)を抱えた「地球のゴミ」でした。

火星で待ち構えていたのは進化しすぎたゴキブリ-テラフォーマーズ-です。
しかし、それに対抗するため小町達の身体には昆虫のDNAが組み込まれていたのです。
そして、地球のゴミVS火星のゴミの戦いが始まるわけです。

ノリと勢いで楽しめる

今回はナレーションに「機動戦士ガンダム」シリーズのシャア・アズナブルや「名探偵コナン」の赤井秀一等でおなじみ池田秀一さんが小町達の昆虫の能力を解説してくれます。
そして豪華キャスト陣が特殊メイクで昆虫姿で戦う姿も必見です。
特に山Pの戦闘シーンが長く、昆虫姿で戦う彼が本当にジャニーズなのか忘れそうになるぐらいです。
あとは勢いで最後まで楽しめる、そんな内容になっています。
要は「勢い」です。「勢い」。

涙ぐましいグロ描写

今回、映画の説明はほどほどに(もう散々やってしまいましたが)、ここからはおそらく映倫の目を欺くために行われたであろう数々のテクニックをご紹介します。

1.予告編でも出ていたあれ

予告編でも出ていた武井咲のあのシーン。(38秒ぐらいのところ)

まぁ、どうってことないのですが、クビが映らないようにしているんですよね。つまり、首が折れたとは断言できないのだ(真顔
ここだけ誤魔化したから予告編に出せるレベルなのかなとか思っていたのですが、我々はまだ認識が甘かった。

2.容赦無い血と体液

かなり血が出てきます。しかし、ここで映倫の目を盗むために、流血シーンは直接人間から流れていないのです。
具体的に言うと、人間がやられる→カットを変えて血だけが大量に飛び出すシーン、もしくは遮蔽物や大量のテラフォーマーズを使って見えなくなっているのです。
これで、実際人間の血液とは断言できないのだ!もしかしたらただのケチャップかもしれない!!!
これ、地味に凄いのがテラフォーマーズの動きがあまりにも早過ぎるから攻撃した瞬間に血が出なくても不自然に見えないんです。
(もちろんカットの切り替わりもかなり早いから直接描かれてないのにどう見ても直接流血しているイメージが容易にできる)

テラフォーマーズ達の残虐シーンは人間ほど隠されてはいませんが、やはり人間に近い体型、そこはやり過ぎると映倫に目を付けられるかもしれない。
なので彼らの殺害シーン大量の体液をぶちまけることにしたのです。体液は血液ではない、いいね?

3.首チョンパと腕破壊シーン

本当に全年齢対象なのかと疑うシーンの連続です。極めつけは首チョンパと腕のもげるシーンです。全年齢対象と言いながらここまでやる三池崇史天才です。
テラフォーマーズの攻撃→人間が一瞬で首なしに(首は写ってない)→カットを挟んで足元に転がる生首
必ず間にカットを入れることにより、直接的な描写を避けているのです!
しかもテラフォーマーズの動きが早いから首が直接飛ぶ瞬間が見えなくても違和感がないのです。
これなら本当にその人間からもげたものかわからないよ!やったね!
これは腕がもがれるシーンでも似た演出が使われていますね。

 

こうした数々の工夫によって全年齢対象でありながら最大限グロく見せることに成功したのです。
監督頭おかしい(褒め言葉

キャストも個性豊か…てか豊かすぎ

あとはやはり豪華キャスト陣が色々と捨て去った演技を披露しているところです。
伊藤英明を始め豪華キャストが特殊メイクで昆虫人間としてテラフォーマーズに挑みます。※山田孝之だけ目新しさを感じなかったのは気のせいではない
変身の際細胞活性剤を自分に打って変身するのですが、そこから池田秀一のナレーションまでの流れが特撮っぽいノリでそこが魅力的なんですよね。

山Pこと山下智久もバッタ人間姿でのアクションを披露します。
さらに、死ぬ間際「気持ち悪いだろ…」って自虐までぶちかましてきます。
ただ、邦画史上1,2を争う某駄作で自虐してた剛力◯芽と違って、カッコよく見えるんですよ。多分映画に大分脳やられたせい。イケメンは何やっても許される。

小栗旬の博士もぶっ飛んでいて最高でした。
小栗旬はずっとこの路線で突き進んで欲しいw

 

 

正直世間の評判はよくありません。
しかし、既に洗礼された原作、アニメの大失敗、G(全年齢対象)指定というどう見ても勝てる戦に見えない状況でとにかくギリギリを攻め続けたグロ描写と豪華俳優陣の特殊メイクでの体当たりの演技は本当に凄いと思います。
前述の通り、非マスコミ資本映画、映倫にケンカを売るような内容と共通点も多いので「アイアムアヒーロー」と比べながら観るのも中々楽しいですよ。

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