「映画プリキュアドリームスターズ!」感想―主題歌も俳優が歌う時代

こんにちは。

今日は「映画プリキュアドリームスターズ!」の紹介です。


  • 製作年:2017
  • 公開日:2017/3/18
  • 上映時間:70分
  • 監督:宮本浩史
  • 出演:美山加恋、福原遥、村中知、藤田咲、森なな子、かないみか、阿澄佳奈、木村佳乃、山里亮太(南海キャンディーズ)、関町知弘(ライス)、田所仁(ライス)他
  • 概要:山ちゃんはアニメでもウザいだけでした。(褒め言葉)

評価:7/10
オススメ:子供達はもちろん、今回も大人が見ても安心

去年のオールスターズでプリキュアにハマってから2度めの春がやってきました。

去年のオールスターズでは全員登場させつつも、一部のプリキュアに活躍を絞るという東映の工夫が見られました。
今回のドリームスターズではなんと登場するプリキュアそのものを直近のプリキュア(魔法つかいプリキュアとGOプリンセスプリキュア+今のプリキュアアラモード)だけに絞るという新たな手法で出てきました。

今回も有名人をキャスティングしてはいるのですが、そもそも今回のプリキュアレギュラーにガチ女優(美山加恋、福原遥)を投下したせいで驚き薄れてますよ!

それにしてもゲストの木村佳乃、個人的には「告白」、「僕のヤバい妻」のヤバい役か、バラエティ番組のハッチャケ御姉様のイメージが強すぎるのでこの優しい感じのキャライメージ沸かなかったのですが(色々失礼

あと協力に京都市のクレジットがある通り、京都風の世界が舞台なんですけど、去年から京都推しでやってたコナン(いよいよ今週15日公開)と被っちゃってるよ!

※最初からネタバレ

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今回も光る工夫

毎度ながら東映の子供達を喜ばせる工夫が随所に散りばめられています。

まずは冒頭、いつも通りプリキュアがライトや鑑賞の注意を説明してくれるのですが、その中でサラッと「もしかしたらプリキュア達が劇場に遊びに来るかも」という謎のインフォメーション。
え、着ぐるみ乱入してくるのとか思ったのは多分私だけ。

プリキュア映画と言えば、ライトでの応援。
プリキュアや妖精達が画面越しに私達に「ライトを振って応援して」って語りかけてきます(いわゆる第四の壁を破ってくるわけです)。
さて、今回なのですが、劇中でプリキュア達が空間をワープするのですが、その途中で観てる私達の世界入り込んで来ます。
そして(ある意味)直接私達に応援を求めてくるのです。第四の壁を破壊する前に壁そのものを消しにかかってきました。東映恐ろしい子。

プリキュアダンスで一躍有名になった東映のスーパーCGテクノロジー。いまだに進化を続け、最近ではポッピンQでもそのダンスありきで作られたというほど。
そのCGですが、今回は異世界のシーン全てを風景からキャラまでそのCGで全て表現しています。
そして、プリキュア達がいる世界を通常の平面アニメーションで描くことによって、異世界が異世界異世界しているんです!

魅力的なゲストキャラ

今年もゲストキャラは魅力的です。

まずは一番のメインのサクラ(阿澄佳奈)
阿澄佳奈って藤原啓治とかと同じで割と同じ声で演技される方という印象で、良くも悪くも聞けばすぐ「あ、阿澄佳奈だ!」ってわかるような感じでした。
しかし今回はいつもと違った感じだったので一瞬誰かわからなかったぐらいです。
演技そのものは文句なしですけどね。
キャラそのものは友達を助けようとする芯の強い女の子です。

木村佳乃が演じるのはサクラの友達・シズク
京都弁がわざとらしいですが、なんというか溢れる母性を感じました。
そんなおかげでサクラとシズク、どっちかというと親子レベルにしか感じなかったです。
木村佳乃の母性、いい。すごくいい…

そして敵キャラが今年も魅力的すぎます。
前述の通り、プリキュア達がすごく回りくどい演出でこちらに話しかけるのに、堂々と第四の壁を破って語りまくる奴が今回の敵キャラがいます。
山ちゃんこと山里亮太演じる鴉天狗です。
なんというか理想の山里亮太でしたね。キャスティングした担当者超有能。

なんと主題歌も!?

去年の新妻聖子や渡辺麻友は歌も本職だから主題歌や挿入歌を歌ったところで、むしろそっちが目的だよねってなるのが普通でした。
今回はなんと木村佳乃が歌っています。京都弁喋らしたり地味に色々やらせてるから木村佳乃ファンは絶対観に行くべきです。
でも木村佳乃って一時期歌手活動してたんですね。今wiki見て知りました…無知ですみませんとは言いつつも、20世紀末のことなんて私がそんなのわかるわけないじゃないですか!

しかし、こんな画期的過ぎる企画も同日公開の「ひるね姫」がまさかの高畑充希に主題歌を歌わせる(しかも「デイ・ドリーム・ビリーバー」の伝説の忌野清志郎Ver.のカバー)という事をやってまして、京都要素に続いてこっちも被った感が。
まぁ間違いなく東映の制作陣は流行の売れ線を行ってるという好意的な捉え方をしておきましょうか…

プリキュアを知ったからこそ見える欠点

さて、この映画。
いくつか不満点もありました。

その大筆頭がモフルンの扱いです。
「魔法つかいプリキュア」の中ではモフルンがいないと、変身できない・変身維持できない・必殺技を打てないというすごく重要な役を担っている存在。
そして半年前の映画の通り、彼は魔法つかいプリキュアにおける本当の意味での「4人目のプリキュア」なのです。

それをね、サクラの世界に行く時にプリキュア達の世界にあっさり置いていくのです。
しかもあっさりとモフルンも納得してるのです。俺達が納得いかないよ!

もう一つ。ライスの二人が演じる赤狗・黄狗という敵とプリキュアが戦うシーンなんですが、終始ギャグテイストであまりにも戦いがゆるゆるだったところです。
ギャグシーンあるのはもちろん歓迎で、というか半年前の魔法つかいプリキュアしかし、去年のオールスターズでもギャグシーンは何度かありました。
ただ、バトルシーンをギャグシーンだけでやってしまうと、なんというか作品に締まりがなくなってしまうように感じます。
戦闘シーンの一部ちょっとだけとかならいいんですけど。

あとはサクラ達の世界・桜が原のシーン全てCGで作ったせいでリソース割けなかったのか、プリキュア恒例なンディングのダンスは無しです。
これを楽しみにしていた子供達や大きなお友達は少なからずいただろうに…

このあたりの不満点は多分、プリキュアを観るようになって経験値を積んだことで見えてきたものなので、去年のように真っ更な状態だとまた違った感想だったかもしれません。

肝心なお話の内容

あ、ストーリーについて何も言ってなかった。

サクラ達の住む世界「桜が原」に世界中のキレイなものを集めてる鴉天狗がやってきてサクラを捕まえようとするのですが、シズクが身代わりで捕まってしまいます。
辛うじて異世界に逃げたサクラがプリキュアたちに出会い、シズクを取り戻す戦いが始まる…というもの。

今回は友達との愛というか友情をメインテーマに据えていたみたいですが、前述の木村佳乃の溢れる母性のせいで家族愛の物語みたいに感じてしまったのは私だけではないはず。去年が家族愛でしたけどね。
でも、それでもいいんだ。良かったんだから。
シズクが色々コンプレックスみたいなの抱えてて、「ズートピア」とかでもあったような偏見的な部分にも切り込んでて割と深いです。

唐突に壁ドンが発生したり、バトルで他のアニメ(過去のプリキュアにもあったかもしれない)にあるような敵が無意味に待っていることに対してのメタ発言が飛び出したりと大人向けなネタも仕込まれていますので、是非大人な皆さんも観てください。
今回も70分とは思えない濃度です。

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