「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」感想―知ってる人にも知らない人にも新しい彼らの出会い

今年もポケモンの季節ですね。

いつもはTVシリーズの特別編という感じでTVの延長線上で楽しめる内容になっているのですが、20周年の今年はいつもと違います。

それはサトシとピカチュウの出会いの話をリメイクしたものだということ。

今日はそんな「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」を紹介。


  • 製作年:2017
  • 公開日:2017/7/15
  • 上映時間:98分
  • 監督:湯山邦彦
  • 声の出演:松本梨香、大谷育江、林原めぐみ、三木眞一郎、犬山イヌコ、本郷奏多、佐藤栞里、古田新太、中川翔子、山寺宏一、石塚運昇他
  • 概要:いつもいっしょにいたいから。

評価:9/10
オススメ:ポケモンを知る全ての方へ

もうね、少しでもポケモンかじったことある人はすぐ観た方がいいです。

これ勘違いして観る方多そうなので(鑑賞前の私も含めて)、最初に言っておきたいことが。
パット見最初のサトシ(松本梨香)ピカチュウ(大谷育江)の出会いのリメイクってわけで初期のポケモンアニメファン向けに見えます。
しかし普通に新しいポケモンもいるし、ついでに一緒に旅する人間が新キャラになってるのであくまでも今のポケモン環境で最初から作り直したのリブート作品に近いと考えてください。
なので初期の話を知らない方でも安心設計。
もちろんサトシのカントー地方での旅を知ってる人は感動できる要素がいくつも用意されているので必見です。

それからピカチュウとの出会いの部分はしっかりと描かれてますが、あくまでも序盤だけで、メインはサトシとホウオウの物語なのです。
多分20年もサトシ旅してきたんだからそろそろ出会わせてもいいよねっていうサトシや私達ポケモンファンへのご褒美ムービー的なものかもしれません。

※以下ネタバレ注意

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サトシとピカチュウやホウオウの出会いを描いたif

さて、映画公開前から古参のファンから「タケシ、カスミはどこへいった!?」という不満から、「(二人の出会いを)知りません」(これは最初に公開された↓の予告編に出てくる「あなたは知っていますか?ふたりの出会いを―」を皮肉ってる)といったものまで否定的な意見も多々出てきました。

しかし湯山監督の話だとあくまでもパラレルワールドなんだって事で、それならエリカ様が3番目のジム攻略でも問題ないわけですね。

ピカチュウとの出会い

さて、いまさら語るほどでもないし本編でもばっちりしっかりにっこり描写されてるのですがそもそもピカチュウをサトシが選んだ理由。
選んだ…というか、なんですけど。

ポケモンの世界では10歳になるとポケモントレーナーとして旅にでることができ最初のパートナーになるポケモンをオーキド博士(石塚運昇)からもらえるようになっているのです。
で、サトシはオーキド博士にポケモンを貰いに行く日盛大に遅刻します。今でこそ思うけどなんてベタな…
そのためサトシと同じように旅に出た3人(もちろんアイツもいるよ!)がフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメを持っていってしまい唯一残っていたのがピカチュウだったというわけです。
これは初期のアニメでも全く同じですね。

ピカチュウはモンスターボールに入るのを極端に嫌がるため、最初はサトシがピカチュウをボールに入れようとしたり仲良くしようとあれこれ奮闘したりします。
しかしその過程でオニスズメを怒らせてしまい集団のオニスズメに襲われてしまいます。

ここから話が元のTVアニメ版と分岐していきます。

新たな旅のパートナー

カスミの自転車を借りること無くオニスズメを撃退したサトシとピカチュウはホウオウと出会い虹色の羽根を手に入れます。
そこからサトシとピカチュウは少しずつ仲良くなっていくわけですが、ここでTVアニメ版とは異なる旅の仲間が現れます。

それがソウジ(本郷奏多)マコト(佐藤栞里)です。
二人共俳優ですが演技的な部分ではあんまり問題ない感じです。本郷奏多は他にアニメの経験もありますしね。
ソウジは薬学に詳しく、マコトは男勝りで冒険家気質とTVシリーズの歴代のキャラクターと同じく男が知識あるブレイン、女性がガンガン進むタイプにちゃんとなっているのがいいですよね。
でも残念ながらソウジに変態性は無かったですね。そこは割と大事だったと思うけど。

サトシのポケモンも少し変わっててピカチュウの他はヒトカゲとキャタピーだけです。
ここは別に劇場版の後以降に出会いがあるんだろうなって感じで、気にはならなかったですけど。
むしろ、2時間もない尺の中でヒトカゲやピカチュウの部分をしっかりと描写してくれているのでこの判断は正しいと思います。

こんなメンバーでサトシが手に入れたホウオウの虹色の羽根を頼りにホウオウに会いに行くわけです。

新しい要素を加えつつ旧来の要素を落とさないストーリー

まずはキャタピーの出会いから進化してバタフリーとの別れまで。
まさか「バイバイバタフリー」までちゃんと要素残しつつストーリーに組み込んでくるとは思いませんでした。
もちろん短い尺での中なので人によっては感動が薄く感じるかもしれませんが、我々初期のアニメファンにとっては号泣ものですよね。ええ。

そして捨てられたヒトカゲの存在。
出会いをそのまんま描くだけでなく、捨てたトレーナーを本作のメインキャラの一人に仕立て上げたのが凄いですよね。
それがクロス(逢坂良太)。強さこそ全てというトレーナーでヒトカゲは弱いから捨てたとうトレーナーです。

彼も一度ホウオウを目にしたことがありながら虹色の羽根を手に入れることができず、サトシより強い自分こそがホウオウに出会うにふさわしいとサトシ達の前に立ちはだかります。

このクロスとの戦いの中でヒトカゲもリザードンまで進化しそして…
あ、今回のリザードンは割と大人しいです。

サトシに襲いかかる試練、そして…

もう一人?サトシの冒険に立ちはだかるのがマーシャドーという新しいポケモン。声は皆さんお馴染み山ちゃんこと山寺宏一
彼は完全に敵というよりはFateでいうところのルーラーなんだと思う(説明超雑

マーシャドーは心の汚れたクロスが虹色の羽根を手に入れてしまったため自然のポケモンを操りサトシ達に襲いかかります。
本当このあたりから急に「ミュウツーの逆襲」ぽくなるの凄い。

そしてマーシャドーとの激しい戦闘の末サトシが…

そしてここからは本作で一番大事なネタバレを行います。

ピカチュウが喋ります。

ピカチュウが、喋ります。(大事なことなのでry

\キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!/

ほらそこ何度聞いてもチョッパーとか言わない!

あのタイミングで確かに凄くいいセリフだったんだけど、ピカチュウが喋ったこと自体に衝撃を受けてそれどころじゃなかったです。はい。

サトシが一度死ぬ展開といい、サトシの信念とクロスの信念のぶつかり方といい後半が完全に「ミュウツーの逆襲」の要素が強いんですよね。
そういう点も含めて初期のアニメファンはぜひとも観に行って欲しいところですね。

最後まで旧来のポケモンファンを喜ばせる要素

冒頭でサトシがテレビでポケモンバトル観ているのですが、これが「ミュウツーの逆襲」に出てたソラオとスイートで冒頭から古参ファンを喜ばせてきます。

そして最後のいつものナレーションに合わせて劇場版で出てきた建物が出てくるのも、エンドロールでサトシの今までの旅のパートナー達が出てくるところまで本当にサービス精神溢れた作品でした。


てか初期ネタで感動する人達、私含めて大体の歳バレバレなのでは…
20年って冷静に考えると重い。理想は親子で観に行って親子共々感動するっていう展開なんでしょうね。理想は。
どうせ独身の私には関係のない話です。

参考
ポケモン映画20周年記念作をより楽しむ7つのトリビア | ORICON NEWS

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