「破門 ふたりのヤクビョーガミ」感想―僕も北川景子のいとこになりたい

こんにちは。

今日は「破門 ふたりのヤクビョーガミ」の紹介です。
同週に公開された「キセキ」や「ドクター・ストレンジ」にすっかり話題を持っていかれて完全空気ですね…

でもダメ人間、クズ人間好きな人は観た方がいいと思うんです!
だからタイトルのことは気にしてはいけない。


  • 製作年:2017
  • 公開日:2017/1/28
  • 上映時間:120分
  • 監督:小林聖太郎
  • 出演:佐々木蔵之介、横山裕、北川景子、橋本マナミ、キムラ緑子、宇崎竜童、國村隼、橋爪功他
  • 概要:二宮啓之(横山裕)はサバキと呼ばれる建設現場での暴力団対策をやって収入を得ていた。その仕事がきっかけで知り合った二蝶会のイケイケヤクザ・桑原保彦(佐々木蔵之介)と知り合ってからトラブル続き。桑原は二宮にとっての疫病神である。
    ある日二宮の元に映画の出資の話がやってくる。二宮にとっての父親代わりで桑原のいる二蝶会の若頭・嶋田(國村隼)にその話を紹介し、出資してもらう。
    しかし、映画プロデューサーの小清水(橋爪功)は資金を持って消えてしまう。桑原は資金を取り戻すため二宮を連れて小清水を追いかけるのだったが…

評価:8/10
オススメ:クズ人間、ダメ人間好きな人、北川景子のファン

「GANTZ:O」もそうだったけど、こういう大阪リスペクトな映画もっと増えて欲しいね。(結構大阪の扱い雑な作品多いからね…)

佐々木蔵之介が今までやってきた役が何だったのか思い出せなくなる位のインパクト強い、それでいてドハマリなヤクザを好演。
横山裕も見た目に似合う冴えないぐーたら男を演じています。

そして映画プロデューサーを演じる橋爪功がとにかく凄い。「家族はつらいよ」で演じた滑稽なリアル老人も最高でしたけど、それを超えてきましたね。
このクズPがとにかくクズすぎて素晴らしい活躍ぶりを見せます。

でもね、やっぱ自然な関西弁を話す北川景子尊い、それに尽きる。

※微妙にネタバレ

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「何者」感想―20代限定スーパートラウマ映画

こんにちは!
みなさん、就活ってされましたか?
多分もう二度と経験したくないと思った方は少なくないはず。私もそんな一人です(そう言いながらつい最近まで転職活動してましたが…)

そんな就活時代をもがき苦しんだ人を問答無用で地獄へ落とす何者」を紹介します。


  • 製作年:2016
  • 公開日:2016/10/15
  • 上映時間:98分
  • 監督:三浦大輔
  • 出演:佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之他
  • 概要:成り行きで就活の情報交換の為に集まった5人。海外留学の経験や人脈を武器に就活に立ち向かっていく彼らだったが…

評価:8/10
オススメ:心臓の強い就活経験済みのSNS時代に生きる20代の若者だけが観ることを許される

原作は「桐島、部活辞めるってよ。」の朝井リョウが最年少で直木賞を受賞した小説です。

この映画は

  • 就活
  • SNS
  • 意識高い系

と3つの「恐怖」が襲い掛かってきます。表現間違ってない。
要は大学時代に少しでも後ろめたさ的なものを持っていた人がもれなくトラウマスイッチを踏み抜かれる素晴らしい作品となっています。

あと20代以外の方は残念ながらほぼ例外なくお呼びでないです。
それぐらい刺さる世代は限定されてます。そういう意味でも万人受けは全くしません。

※以下、ネタバレ
※いわゆる意識高い系の人達に対して辛口です

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「うつくしいひと」感想-在りし日の記憶

今日は「うつくしいひと」を紹介します。


  • 製作年:2016
  • 公開日:2016/3/4
  • 上映時間:40分
  • 監督:行定勲
  • 出演:橋本愛、姜尚中、米村亮太朗、高良健吾、石田えり他
  • 概要:問屋街の二階にある探偵事務所の玉屋末吉(高良健吾)の元にある日、依頼人が現れる。それは熊本県を揺るがしかねない事件だった。一方、大学生の透子(橋本愛)がアルバイトをしている喫茶店兼本屋に黒いコートの男性(姜尚中)が現れる…

評価:8/10(甘めです)
オススメ:今、日本人が観るべき映画

元々熊本県出身の行定勲を中心に作成された純粋な熊本県のPR映画です。
そう、制作当時は熊本地震が起こるなんて誰も想像してなかったわけです。
映画が完成したのは2016年、作中の映像は2015年に撮影されたもので、まさに最近まで熊本に「あった」自然や建物が映っているのです。

本作の鑑賞料金1,000円は映画の製作委員会を経由して、熊本県に寄付されるとのこと。
熊本に寄付した上に、実質タダで映画まで観れてしまうんだぜ。なんというサプライズ。

話自体は実にシンプルなのですが、個人的には懐かしさとか相まってなんとも言えない気持ちです。
熊本と浅からぬ縁があるわけなので、それなりに細かいネタもツッコんでいきます。

なお今回も橋本愛がかわいいので、それだけで観る価値は十二分でしょう。

※以下、完全ネタバレ

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「名探偵コナン 純黒の悪夢」感想- (ジンにとっての)悪夢

今日は「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」の紹介です。

実は映画館でコナンを観るのは実は初めてです。金曜ロードショーでは度々お世話になっているのですが。
実際に映画を観る前に少しだけ評判を見ていたのですが、

「ジンニキ(ニキは「兄貴」の略のネットスラング)の新たなる黒歴史」
「歴代コナン映画史上最も中身の無いストーリー」
「名探偵なのに推理しない!」

等と言われたい放題ですね^^;


  • 製作年:2016
  • 公開日:2016/4/16
  • 上映時間:112分
  • 監督:静野孔文
  • 声の出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、茶風林、緒方賢一、岩井由紀子、高木渉、大谷育江、林原めぐみ、池田秀一、古谷徹、天海祐希他
  • 概要:日本警察にスパイが潜入した。狙われたのは世界中の組織の機密情報。安室透率いる公安が駆けつけたところ、スパイは逃走する。

評価:8/10
オススメ:全国のコナンファン

あのあの・・・普通に面白いんですけど。
まぁ、実際Yahoo!映画ぴあ映画生活Filmarks映画ファンの割合が多いKINENOTEですらも割と高評価ですけどね。

今回はみんな大好き黒の組織とその関係者総出演です。
そこら辺の人物関係がわかってないとノレない可能性はありますが、ここ2,3年劇場版以外のアニメ観てなかった自分ですら知ってる人物しか出てないから全然問題ないです。
(万が一安室透を知らない方は公式サイト等で予習を。安室透は登場人物の中では一番新しい方だけど、さすがにキャンティや水無玲奈知らない方はそもそも観ませんよね?というか彼女達出てからもう10年以上は経ってないか;;;時の流れは早い…)

本作はとにかくアクション全開なのがいいです。
なんかワイルド・スピードやミッション・インポッシブルあたりのノリをやりたかった感じがプンプンしますが、実際そんな感じなので楽しいです。

子供でもわかるわかりやすいストーリーがいいですね。ストーリーが無かったわけではありません。(ここ大事)
まぁ、推理的要素が一切無かったのは事実ですが。

本作は「色」がキーワードになっています。
最後はちょっといい話です。

※以下ネタバレ解説

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「テラフォーマーズ」感想-映倫は死んだ

こんにちは。
今回は「テラフォーマーズ」の紹介。

最初に言いたいけど、私はこの映画大好きです。
色々理由はありますが、一番はこの映画かなりグロかったから。(※全年齢対象映画です


  • 製作年:2016
  • 公開日:2016/4/29
  • 上映時間:109分
  • 監督:三池崇史
  • 出演:伊藤英明、武井咲、山下智久、山田孝之、ケイン・コスギ、菊地凛子、加藤雅也、小池栄子、篠田麻里子、滝藤賢一、太田莉菜、福島リラ、小栗旬他
  • 概要:21世紀、人口爆発によって人類は火星にコケと”ある生物”送り込む火星移住計画を進めていた。それから500年。火星移住計画の最終段階として”ある生物”を駆除するため15人の日本人が送り込まれた…

評価:8/10
オススメ:アクションが好きな方

当たり外れがあまりにも激しすぎる事で有名な三池崇史監督最新作です。
前回の「極道大戦争」は傑作だっただろ!いい加減にしろ!

しかも主演にあの伝説のR15映画「悪の教典」で三池監督と手を組んだ伊藤英明が再度降臨。
脇にハリウッド映画にも出演している福島リラや菊地凛子、超個性派の小栗旬や山田孝之という豪華というかとにかくインパクトのデカい俳優を入れてきた印象です。
ここに武井咲と山Pが入り込むイメージがつかなかった…観る前は。安心してください、ちゃんと活躍してますよ!
それから超個人的に大好きな滝藤賢一先生が超変態クソ野郎を演じられております。64の予告編見すぎて早く本編で「早くやれウスノロ」って罵られるの待ってます(はぁと

脚本は劇団☆新感線をはじめアニメ「グレンラガン」や「キルラキル」、特撮「仮面ライダーフォーゼ」で有名な中島かずき。
彼のおかげかテンポもかなりよく、勢いのある作品になっています。
彼の作品のノリについていけるならこの作品もノレるはずです。
さらにナレーションにガンダムのシャア・アズナブルで有名な池田秀一がいるので、アニメファンの方々にもオススメですよ!

さて、テラフォーマーズと言えば、アニメ版では黒丸で残酷描写を覆い隠す表現で、大いに荒れました。
そんなアニメ版を観た人達も三池崇史監督と聞いて一度上がるテンション。
しかし、映倫から「テラフォーマーズはG(全年齢対象)」と聞いた瞬間のへし折られたテンション…すごくわかります。
でも待ってください。三池監督は前回の「悪の教典」でも、今までのR15とは比べ物にならないアウトぷりを披露しました。

そう、三池監督は私達を見捨てなかった。今回の映倫に対する挑戦は「悪の教典」を上回っています。というか、もはや映倫は殺されたのではないのだろうか。
映倫は死んだのだ。いくら呼んでも帰っては来ないんだ…そんな一作でした。

さすがに直接的すぎるものは無かったのですが、誤魔化し方がうますぎるのです。
あのグロ映画として早くも伝説になりつつある「アイアムアヒーロー」(後日感想公開予定)とも善戦できる気がします。
先に「アイアムアヒーロー」観たから間違いないです。
(この辺りは後述します)

この映画が「アイアムアヒーロー」と同じくテレビや新聞というマスメディア資本が入ってないから色々リミッター外しても良かったのかもしれません。あくまでも全年齢対象です。でも、
全然子供には観せられねーよ!!!
逆にマスコミ資本無しで、しかもこの内容でよくこれだけの俳優集めたな…なんか俳優のほうが断りそうな案件だもん。

※前説長くなりましたがここからネタバレ解説ゾーン

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